SSブログ

王様のいいなり(2)

スクリーンショット 2015-07-04 2.00.00.png

王様のいいなり(2)



美久は頼まれた資料を求めに廊下を歩きつつ、
はるかの言葉について考えました。
今まで本当に好きな人と付き合ったことのない美久。
いつもいつも、のんびりとした性格がわざわいしてか、
好きな男性を他の女性に取られてしまうのです。
その為に自分に似ている「ポーッとした人」に好かれ、
形だけは付き合っても、長続きはしない。そんなことばかりです。

本当は、強引でぐいぐい引っ張ってくれるような人が好きなのに…。
美久は「誰かに取られてしまう」ということを意識して、
はるかのように攻める恋愛をしようと決めました。
次にあの眩しい男性に出会ったら、自分から声を掛けてみよう。
そう思った瞬間にソファーにつまずき、
寝ている男性の上に転がってしまいます。
誰もいないと思っていたのに。
見詰めてみると、なんと今し方考えていた人物でした。
彼は美久が探しにきた資料探しを手伝い、
あっという間に終わらせてしまいます。

彼は情報管理室の小栗と名乗りました。
礼を言って資料室を出た美久は
「少しだけ話せた時間」に前進したことを感じます。
でも、それじゃいけない!攻めの恋愛をするって決めたばかりなのに。
美久は資料室に戻り、小栗に向かっておずおずと、こう持ち掛けました。
「よかったらお茶しませんか?」



参考:コミックシーモア
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:コミック

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。