カラダはあなたを忘れない-セレブ兄弟の淫らなプロポーズ(2)
カラダはあなたを忘れない-セレブ兄弟の淫らなプロポーズ(2)
三人はある日、幼馴染としての関係を壊されることになりました。
風香の会社が倒産することになったのです。
救われるには水澤家の男子、すなわち聖人か春馬、
どちらかと結婚しなければなりません。
「つまり政略結婚ってことですか?」
不快に言い放つ春馬。風香は突然のことに何もすることが出来ません。
その空気を裂くように、椅子から立ち上がった聖人の言葉が。
「俺がもらう。俺が風香をお嫁さんにもらう」
喜ぶ父親には触れず、呆然とする彼女。
「風香はそれでいいの?」…春馬が尋ねます。
しかし、正式には結ばれていなくとも、
風香と聖人は相手を想っている関係でした。
静かなベッドルームで対面し、話し合う二人。
「どういうつもりなの」
「結婚なんて大事なこと簡単に決めてしまって」
「冗談でしたで済まないのよ」
ようやく自分を取り戻して問い掛ける風香でしたが、
聖人に告白され、突然のキスを受けます。
「待って、聖人っ…わたしっ…」
「無理。何年抑えてきたと思ってんの?」
ベッドに押し倒されてわずかな抵抗を見せる風香に、
彼は初めての表情を、男の一面を見せます。
ネクタイをほどき、想いを確かめる聖人。
やがて彼女はキスで返しました。ずっと幼馴染でいたいと思いつつ、
本心ではこうなりたいと望んでいた…ようやく自覚することが出来た風香。
その頃、春馬が奥歯を噛んでいたとも知らないで…。
参考:コミックシーモア