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王様のいいなり(1)

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王様のいいなり(1)



今回ご紹介するのは「王様のいいなり」、社内恋愛ものです。
オフィスラブに定評のある克本かさね先生の作品、
今度はどんなストーリーでしょうか?
主人公の上原美久は四月に入社したばかりの新社会人。
配属先が決まるまでは様々な部署の手伝いをしている立場です。

ある日、美久は眩しいくらいに輝く男性を見掛けました。
美しい桜吹雪を目にも入れずに歩む彼。
傍らを通り過ぎるだけで人が振り返るほどです。
見るからに「できる男」のオーラをまとっている彼に、美久は見惚れてしまいました。

彼は美久の会社に入っていったものの、どこに行ったのかは分かりません。
そのことを同期の事務員であるはるかと話しますが、
いい男に目がない彼女でも、そんな男性は知らないと言います。
「美久はポヤッとしてるから、朝から幻でも見たんじゃねーの?」
あれは幻?そんなはずはないのに…。

「いい男と言えば、ほら、あの人」
振り返ったはるかは男性の噂話をします。
一人で億を稼ぐと言われている海外営業部のエース。
美久にはまったく縁の無い人ですが、
はるかは飲みに行く約束までしていると明かしました。
「えっ、はやっ、いつのまに…」
驚く美久に、はるかは笑顔を向けました。
「当たり前じゃん、目をつけたらすぐ攻めないと。誰かに取られちゃう」
それは美久の中に余韻を残す言葉でした。



参考:コミックシーモア
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