ツンデレ子猫と欲情ワンコ
ツンデレ子猫と欲情ワンコ
【著者:米谷たかね】
ツンツン女子とデレデレ男子の恋愛は思わず応援したくなりますね。
主人公、浬子は居酒屋のアルバイトとして働いています。
そこへ他店からの異動でやって来た社員、修吾。
この2人の性格は見事なまでに正反対で、
なぜ付き合うようになったのか?と首を傾げたくなってしまうほど。
クールな性格の浬子は自分の気持ちを素直に話すことができません。
いつもツンツンしていて表情も変わらず、眉間にしわが寄ってばかり。
なにか話してもついキツイ物言いになってしまい後悔することもしばしば。
対して修吾は明るく人懐っこい、まるで犬のような性格です。
どんなに嫌味を言っても突き放しても、めげることはありません。
2人が付き合うきっかけになったのは修吾の猛アピールです。
ワンコ系彼氏である修吾は現代の今では珍しい、肉食系に分類されます。
最初こそ戸惑っていたものの、
「キスして嫌じゃなかったら付き合おう」と言う修吾とキスを交わし、
嫌ではない、むしろ嬉しかった浬子は交際を決めます。
やがて浬子はどんどん修吾に惹かれていき、
今では自分の方が修吾を好きなのではないかと不安になるほど…。
それでもやはり甘えることができず、突き放す態度を変えたくても変えられないのです。
なのに他の女性と修吾が一緒にいるとムっとしてしまう。
素直になれない浬子の背中を押したくなり、
そして修吾が離れていってしまうのではないかと不安になる、そんな作品です。
浬子と修吾には絶対に幸せになってほしい!心からそう思えるカップルですね。