王様のいいなり(3)
王様のいいなり(3)
なんとか小栗と話そうとする彼女。
小栗は「業務中にお茶に誘うなんて、大胆不敵な新人だな」と評します。
そうじゃないの!美久は頬を赤らめ、仕事が終わった後にと言い直します。
すると小栗は可愛らしく笑い始めました。
「お茶ねー、新人らしいなー」
「社会人誘うならお茶じゃなくて飲みだろ」
そうです、彼の言う通りです。美久は恥ずかしがりながら、
「やっぱりだめですか」と諦めかけます。
しかし、小栗の回答は「今日ならいい」というものでした。
なのに、連れていかれたのは営業!
マークと名乗った外国人男性を前に、美久は固まってしまいます。
小栗とは友人のような関係らしいですが、
あまりにも突然のことにどうしたらいいのか分かりません。
接待が終わった後、二人は外のベンチで休みました。
「いい社会勉強になったな」と言う小栗に、「いじわるですね」と返す美久。
「いじわるすると後で大変ですよ」
「どうなるの?」
「モテすぎて女難になります」
「誰に?」
「私に」
「そりゃ大変だ」
小栗はくすりと笑い、こう続けました。
「君みたいに無防備なタイプはすぐ男に喰われちゃうぜ」
それを聞いた美久は傷付くことも慌てることもなく、
アルコールの染み込んだ頭で考えます。
どうせ、食べられるなら…。
「小栗さんは食べてくれないんですか?」
これまで一度も攻めたことの無い彼女。しかし、この一言によって…。
美久をはじめとして四人のOLの恋愛模様が描かれる、「王様のいいなり」。
個性豊かな登場人物の快楽と刺激を、あなたも感じてみませんか?
参考:コミックシーモア